細い抜け毛はAGAのサイン？
髪の毛が細くなった原因や対策を徹底解説

1日に100本程度は髪の毛が抜けるのは正常ですが、その抜け毛が細かったり短かったりする場合は、AGAなど脱毛症のサインの可能性があります。

この記事では、自分の髪の毛が太いか細いかを見分ける方法のほか、髪の毛や抜け毛が細くなる原因、髪の毛や抜け毛が細いときの対処法について解説します。

そもそも髪の毛や抜け毛が細いか太いかを見分ける基準は？

抜けた毛の長さや太さを確認すると、自分の髪の状態が把握可能です。

健康的な頭皮環境の場合、2年から6年の周期でヘアサイクルが繰り返されます。そのため、通常は太くコシのある髪が抜け落ちますが、ヘアサイクルの乱れや頭皮環境の悪化により柔らかく細い髪が抜け落ちるケースがあります。

髪を洗ったあとの排水溝やまくらの抜け毛を見たとき、自分の髪の毛が細くなったと感じたことのある人もいるでしょう。

ここでは、自分の抜けた髪の毛が細いのか太いのかを見分ける方法を4つ紹介します。

● 髪の毛が著しく柔らかい
● 地肌が見えている
● 髪の毛にハリやコシがない
● 頭髪のボリュームが少ない

順番に解説していきます。

髪の毛が著しく柔らかい

髪の毛が著しく柔らかいのは、髪の毛が細くなっていることが原因です。

加齢の影響のほか、パーマやカラーなどのダメージでも髪の毛が細く柔らかくなります。

また、抜けた毛が柔らかいのは、髪の毛が栄養不足やヘアサイクルの乱れにより、成長しきる前に抜けていることが原因です。

ヘアサイクルが乱れる主な原因として、ストレスや睡眠不足、AGAが挙げられます。

地肌が見えている

地肌が見えているのも、髪の毛が細くなっているサインの1つです。

特に、頭頂部のつむじ周辺や、前頭部分の生え際などの髪の毛が細くなっている場合はAGAの可能性があるため注意が必要です。

毛髪全体が薄くなってきた場合は加齢が原因なこともありますが、特定部分の髪の毛が細くなり地肌が見えている場合、脱毛症を引き起こしていると考えられます。

皮膚科やAGAクリニックなどへの相談をおすすめします。

髪の毛にハリやコシがない

髪の毛が細くなると、毛髪にハリやコシがなくなります。ハリやコシがなくなると、寝ぐせがつきにくくなるため、寝ぐせのつき具合で判断するのも1つの方法です。

髪の毛にハリやコシがなくなると、髪につやがなくなり切れ毛や枝毛が目立つようにもなります。抜け毛を見た際に、髪の毛パサついている場合も注意が必要です。

頭髪のボリュームが少ない

髪の毛が細くなると、頭髪全体のボリュームが少なくなります。

以前よりも頭が小さく見えたり、ヘアセットがしにくくなったりした場合は、髪の毛が細くなっている可能性があります。

ボリュームダウンは、頭皮のべたつきも原因の1つです。頭皮のべたつきは、頭皮の乾燥による皮脂の過剰分泌が原因なので、この場合も薄毛や抜け毛のリスクが高い状態です。

細い抜け毛はAGAのサイン？

細い抜け毛が多いからといって、AGAであると断言はできません。

AGA（男性型脱毛症）は、過度なストレスや遺伝によって引き起こされる、進行形の脱毛症です。AGAは、脱毛指令因子のタンパク質が産出されてしまい、ヘアサイクルが乱れると発症します。

AGAのサインは、頭頂部がO型に脱毛したり、前頭部の生え際がM字型に脱毛したりすることのため、毛髪全体が細い毛になるのはAGAのサインとはいえません。

髪の毛や抜け毛が細い主な原因

髪の毛や抜け毛が細くなる原因は次の5つが挙げられます。

● ストレスによるもの
● 加齢によるもの
● 誤ったヘアケアによるもの
● 生まれつきや遺伝によるもの
● AGA（男性型脱毛）やFAGA（女性脱毛症）によるもの

それぞれの原因を具体的に解説します。

ストレスによるもの

自律神経を乱す精神的、肉体的な過度のストレスが、髪トラブルの原因です。

自律神経は臓器の働き等を調整する神経で、交感神経と副交感神経から成ります。過度なストレスは血流を滞らせ、髪の毛を作る栄養が運べなくなるため、抜け毛の原因です。

また、ストレスを受けるとつややかな髪の毛を作る女性ホルモンの分泌が減るため、髪の毛のパサつきや枝毛・切れ毛の原因にもなります。

加齢によるもの

加齢も、髪の毛が細くなる要因の1つです。

髪の毛を作るための栄養は、頭皮の毛細血管を通して送られます。加齢により毛細血管が老化すると、髪の毛を健康な状態に保つ栄養が十分に届けられなくなります。

髪の毛が栄養不足になることで、細く柔らかい髪質になりますが、加齢は誰にでも起きる現象であるため受け入れましょう。

誤ったヘアケアによるもの

誤ったヘアケアも細い髪の毛を作る要因です。

ヘアケア方法が誤っていると、頭皮へダメージを与えてしまい、髪の毛が生えにくい環境を引き起こします。特に注意すべきヘアケアは、次のとおりです。

● シャンプーの回数が1日2回以上
● 髪を洗うとき爪を立てて洗っている
● ドライヤーの温度が高い
● 髪を自然乾燥で乾かしている

シャンプーの回数が1日2回以上と多い場合は、必要な皮脂まで洗い流してしまい乾燥を引き起こします。頭皮の乾燥は、皮脂が過剰に分泌されるべたつきの原因です。

髪を洗うときに爪を立てると、頭皮を傷つけ炎症を引き起こしてしまいます。
高温のドライヤーも同様です。

そのほか髪を自然乾燥すると菌が繁殖し、傷ついた頭皮から菌が侵入して炎症を起こすなど、間違ったヘアケアが頭皮環境の悪化を引き起こします。

生まれつきや遺伝によるもの

髪の毛が細い原因は生まれつきの可能性もあります。

人にもよりますが、一般的に髪の毛の太さは、平均0.08〜0.10mmといわれており、それ以下の太さの場合は生まれつき髪の毛が細い髪質といえます。

生まれつき髪の毛が細い場合、太くする方法はありません。

髪が細い髪質の場合は、髪が柔らかいため髪の毛のボリュームが少なく、地肌が見えやすくなるといったデメリットもあります。

AGA（男性型脱毛）やFAGA（女性脱毛症）によるもの

主に遺伝が要因で引き起こされるAGA（男性型脱毛症）や、FAGA（女性脱毛症）も髪が細くなる要因の1つです。

AGAやFAGAは、毛周期に悪く作用してヘアサイクルを乱し、薄毛を引き起こします。

AGAは頭頂部や前頭部から徐々に薄毛になるのが特徴で、FAGAは頭頂部または全体的に均一に髪が細くなり、いずれ薄毛になっていくのが特徴です。

頭頂部や前頭部で、細い髪の毛が見られた場合はAGAやFAGAを疑いましょう。

髪の毛や抜け毛が細いときの対策7選

髪の毛や抜け毛が細いときの対策方法は、主に次の7つが挙げられます。

● 生活習慣を見直す
● 栄養バランスが整った食生活を心がける
● 適度な運動を心かげる
● シャンプーの方法を見直す
● 睡眠時間を確保する
● 育毛剤を使用する
● 症状がひどいと感じたら医療機関でAGA治療などを受ける

それぞれの原因を具体的に解説します。

生活習慣を見直す

飲酒や喫煙、暴飲暴食など乱れた生活習慣は、髪の毛が細くなる要因の1つです。

ニコチンには血管の収縮作用があり、過度な喫煙により血行不良を起こします。

血液により髪の毛に必要な栄養素が運ばれるため、血行不良により頭皮まで栄養が行き届かなくなるため、健康的な髪の毛が作られなくなります。

飲酒も少量であれば血行を促進しますが、アルコールを分解する際も同じ栄養が必要です。 この際に、髪の成長に必要な栄養素を使うため、髪が育たなくなります。

そのため、飲酒や喫煙は適度な量に抑え、生活習慣の見直しが大切です。

栄養バランスが整った食生活を心がける

甘いものやしょっぱいものを多く食べたり、野菜を食べなかったりするなどの偏った食事を摂っていると摂取できる栄養も偏ってしまいます。

人間は食事からしか栄養を摂取できないため、太くコシのある健康的な髪の毛を作るために、食生活の改善や栄養バランスを考えた食事は欠かせません。

髪の毛は主にタンパク質でできているため、良質なタンパク質や亜鉛などのミネラル、ビタミンを積極的に摂りましょう。

食事で摂りにくい亜鉛やビタミンは、サプリを活用するのもおすすめです。
自分の生活に合わせて栄養を摂取しましょう。

適度な運動を心かげる

適度な運動は、体が温まり血行が良くなるため、細く柔らかい髪の毛の解消にはおすすめです。
運動といっても、激しい有酸素運動を行う必要はなく、軽いウォーキングやストレッチ、ヨガなどを継続するように心がけましょう。
特に背中や太ももなどの大きな筋肉を意識した運動が効果的です。

シャンプーの方法を見直す

シャンプーは1日1、2回を目安に指の腹を使って優しく揉み洗いし、洗い残さないようにぬるま湯で流すのがおすすめです。

爪を立てると頭皮がダメージを受けてしまうほか、熱すぎるお湯は頭皮のやけどや炎症の原因になってしまいます。

また、シャンプーをしたあとに頭皮が痛む場合は、今使用しているシャンプーが合っていない可能性があります。その場合は、洗浄力の優しいシャンプーを使用すると良いでしょう。

睡眠時間を確保する

人間は睡眠をとると、健康的な髪の毛を作る成長ホルモンが分泌されます。

この成長ホルモンは、睡眠時にしか分泌されないため、睡眠不足や睡眠の質が悪いと分泌されず、髪が成長しにくい環境になってしまいます。

また睡眠により、疲れやストレスを解消することも可能です。質の良い睡眠をとるためにも入眠前は食事を摂らない、携帯やパソコンなど明るい画面を見ないなどを心がけましょう。

育毛剤を使用する

育毛剤は、頭皮環境を整える効果が期待できます。

髪が細く柔らかくなっている原因として、頭皮のダメージにより頭皮環境が悪化し、髪が育ちにくい環境になっていることがあります。

有効成分により、炎症を抑える効果を持つ育毛剤もあるため、自分の頭皮環境に合わせて選びましょう。

また、育毛剤の効果を感じるためには半年以上の継続使用が必要です。使用感だけではなく価格帯も継続しやすいものを選ぶと良いでしょう。

育毛剤を購入するなら快適生活がおすすめです。快適生活は、定期購入制度の利用で通常価格より割安で購入できるのが魅力です。

症状がひどいと感じたら医療機関でAGA治療などを受ける

生活習慣や食生活の改善、適度な運動や睡眠時間の確保を行っても髪の毛や抜ける毛が細い場合は、AGAやFAGAなどの脱毛症のおそれがあります。

AGAやFAGAは進行型の疾患のため完治は難しく、投薬治療や注入治療で進行を遅らせます。

対策を行っても髪の細さが気になる場合は、脱毛症か判断してもらうためにもAGAクリニックや皮膚科を受診しましょう。

細い抜け毛に関するよくある質問

細い抜け毛に関して、3つのよくある質問に回答します。

● 細い抜け毛は結局のところ放置して大丈夫？
● 短くて細い毛は薄毛の始まり？
● 細い髪の毛を太くすることはできる？

それぞれ解説していきます。

細い抜け毛は結局のところ放置して大丈夫？

結論、細い抜け毛を放置するのは危険です。

もともと細い髪質だった場合は問題ありませんが、以前よりも髪の毛や抜け毛が細くなった場合は、AGAや生活習慣の乱れ、ストレスなどにより髪の毛が細く柔らかくなっている可能性があります。

特に、髪が細くなっている原因がAGAである場合は、進行型の疾患であり自分での治療は不可能です。したがって、異変を感じたらAGAクリニックや皮膚科を受診しましょう。

短くて細い毛は薄毛の始まり？

細くて短い毛は、薄毛の始まりといえます。

細い抜け毛は、栄養不足やヘアサイクルの乱れが原因です。栄養不足やヘアサイクルの乱れは、放置すると薄毛や抜け毛の原因となるため、細くて短い毛が抜けてきたら薄毛・抜け毛対策を行いましょう。

細い髪の毛を太くすることはできる？

生まれつき髪の毛が細い場合は太くすることは困難ですが、もともと太い毛が生えていた場合は太くできるでしょう。

もともと太い毛が生えていた場合は、先述の通り栄養不足やヘアサイクルの乱れによって髪の毛が成長しきれていないのが原因です。

そのため、栄養のある食事を心がけ、良質な睡眠をとり、ストレスを発散するなどの対策で太くできます。

髪の毛や抜け毛が細くて短いと感じたら適切に対策しよう

過度なダイエットや偏った食事、加齢や誤ったヘアケアなどにより、頭皮環境の悪化やAGAが原因で髪の毛や抜け毛が細く短くなってしまいます。

髪の毛が以前よりもハリコシがなく柔らかい、頭髪のボリュームが少なくなって地肌が見えている場合は、放置すると薄毛や抜け毛の原因にもなります。

したがって、適切な運動や生活習慣の改善、育毛剤の使用などの対策が必要です。

自分に合った育毛剤を探す場合は「快適生活」がおすすめです。ドラッグストアなどで市販されていない育毛剤など、さまざまな種類から選べるため自分に合った育毛剤を探せます。

定期購入もできるので、買い忘れも予防できるのがうれしいポイントです。細い抜け毛でお悩みの方は、ぜひ快適生活で育毛剤を探してみてください。