正月準備はいつから始める?
買い物・大掃除・正月飾りのスケジュール


年末年始が近づくと、正月準備をいつから始めればよいのか迷ってしまう人は多いのではないでしょうか。大掃除に買い出し、正月飾りの用意と、やることは家じゅうに広がります。正月準備は、年賀状やおせち料理のように、直前では間に合わない工程も含まれています。

古くから正月準備の起点とされてきたのは、12月13日の「正月事始め」です。とはいえ現代の暮らしで、すべてをこの日から始める必要はありません。締切のある準備だけを先に片付け、体を動かす作業を年末休暇に回す組み立て方が現実的といえます。

この記事では、正月準備をいつから始めるとよいのかを、注文・手配、大掃除、正月飾りの3つのカテゴリに分けて解説します。



【この記事でわかること】
● 正月準備はいつから始める?起点は「12月13日」
● 正月準備はいつから始める?-注文・手配編
● 正月準備はいつから始める?-大掃除編
● 正月準備はいつから始める?-正月飾り編





正月準備はいつから始める?起点は「12月13日」


正月準備の始まりとして古くから意識されてきたのは、12月13日です。この日は「正月事始め(しょうがつことはじめ)」と呼ばれ、新年に家々を訪れるとされる年神様(としがみさま)を迎える支度に取りかかる日とされてきました。

辞書においても「正月事始めは正月の準備を始める日」と記載があり、地域によって12月8日または12月13日とされています。江戸時代に使われていた暦で12月13日が吉日にあたっていたことから、この日が広く定着したと伝えられています。

つまり、12月13日は「ここから正月準備を始めてよい」という解禁日のような位置づけです。
何をいつまでに終えるか考えるうえで、起点として押さえておくと計画を立てやすくなります。

● 地域によっては12月8日から始めるケースも
● 現代ではクリスマス明けに始めるのが一般的

地域によっては12月8日から始めるケースも

正月準備の始まりを12月8日とする地域もあります。

12月8日と2月8日は「事八日(ことようか)」と呼ばれ、片方を事始め、もう片方を事納めとする年中行事が各地に伝わってきました。

主に、中部地方から東では両方の日に、北陸から西日本では12月に重点を置いて行う地域が多いとされています。正月を軸に考える地域では12月8日が事始めにあたり、そこから新年の支度が始まると受け止められてきました。

どちらかが正しいというものではなく、地域や家庭の習わしによって異なります。12月8日でも13日でも、共通しているのは年末に慌てないよう早めに動き出すという考え方です。

現代ではクリスマス明けに始めるのが一般的

実際に多くの家庭が動き出すのは、クリスマスが終わってからです。

ダスキンが公表した2025年末の大掃除に関する調査では、実施予定日として12月27日・28日が上位を占め、年末休暇の前半に集中していることがわかりました。年明け以降に予定していた人は全体の2%未満です。

仕事納めを待って一気に片付けるやり方は、今の暮らしに合った進め方といえるでしょう。

ただし、年賀状の投函期限やおせち料理の予約締切は、休暇に入る前に訪れます。12月13日という起点にこだわる必要はありませんが、締切のある準備だけを11月から12月中旬に前倒ししておくと、年末の数日をゆとりある気持ちで活用できます。





正月準備はいつから始める?-注文・手配編


注文や手配が必要な正月準備は、12月に入る前から動き始めると安心です。締切が自分の都合ではなく、郵便局や交通機関、販売店の事情で決まっているためです。年末は申し込みが集中し、希望の日程が埋まってしまう場面も少なくありません。

特に次の4つは、年内の早い段階でスケジュールを立てておきたい項目です。

● 年賀状・喪中はがきの投函
● 帰省に伴う交通・宿泊先の決定
● 年末発送の食材・ギフト
● おせち料理の予約・注文

【注文・手配が必要な正月準備の時期の目安】


項目

動き出したい時期

押さえておきたい締切の目安

年賀状

11月上旬から

元日配達は12月25日頃までの差し出し

喪中はがき

10月下旬から

11月下旬から12月上旬に相手へ到着

交通・宿泊

10月から11月

JRの指定席は乗車日1ヶ月前の10時に発売

食材・ギフト

11月から12月上旬

年末は配送が混み合い、日時指定が埋まりやすい

おせち料理

9月から11月

早期予約の割引や変更・キャンセルの期限



年賀状・喪中はがきの投函

年賀状は12月25日頃までの投函、喪中はがきは12月上旬までの到着を目安にします。

日本郵便の案内では、年賀状の引受開始を12月15日、元日に届けるための差し出し目安を12月25日としています。喪中はがきは相手が年賀状の支度を始める前に届ける必要があり、11月下旬から12月上旬に到着するのが望ましいと案内されています(※)。

印刷や宛名書きには時間がかかるため、逆算すると11月には手をつけたいところです。喪中はがきを出す年は、相手が年賀はがきを買い揃える前に届くよう、さらに早めに準備しておくと親切でしょう。

日程は年によって変わるので、最新の案内をあわせて確認してください。

※2026年8月時点の情報

帰省に伴う交通・宿泊先の決定

帰省の予定は、11月中に固めておくと選択肢が広がります。

たとえば、JR各社の指定席は原則として、列車が始発駅を発車する日の1ヶ月前(10時)から一斉に発売されます。年末年始は同じ列車に希望が集中するため、発売日当日に動けるよう日程を先に決めておく必要があります。

宿泊先も同じで、年末年始は早い時期から埋まりやすい傾向です。

車で帰省する場合も、日程の検討は早いほど安心です。高速道路は例年11月下旬頃に年末年始の渋滞予測が公表されており、直近では12月26日から1月4日が対象期間とされました。

混みやすい日と時間帯を避けて計画すれば、移動の負担を大きく減らせるでしょう。

年末発送の食材・ギフト

正月用の食材やお歳暮などの贈り物は、12月上旬までに注文を済ませておくと安心です。

年末は宅配便の荷物が集中し、道路の混雑も重なります。ヤマト運輸も年末年始は荷物の届けに遅れが生じる可能性があるとして、日数に余裕を持った利用を呼びかけています。刺身用の魚介や生鮮食品は日時を指定して受け取るケースが多く、人気の日程から順に埋まっていきます。

受け取り日は、冷蔵庫の空き具合とあわせて考えるのがコツです。年末は買い置きが増え、庫内がすぐに一杯になります。

届く日と使う日を決めてから注文すると、置き場所に困る事態を避けられるでしょう。

おせち料理の予約・注文

おせち料理の予約は、9月から11月頃までに済ませておくと選びやすくなります。

おせちは正月に年神様へ供え、家族で分け合ってきた料理です。たとえば、黒豆や数の子、れんこんなどは一品ごとに縁起を担いだ意味が込められています。

作るとなると品数が多く、下ごしらえに数日かかることも珍しくありません。そのため、近年は通販での予約が広く定着しました。人気の商品は数量が限られ、早い時期に受付を終える場合があります。早期予約向けの割引が設けられることもあり、変更やキャンセルの受付が11月中旬で締め切られる例もあるため、余裕を持って決めておきたいところです。

年末は大掃除や買い出しと重なり、台所に立つ時間を確保しにくい時期でもあります。「品数は揃えたいけれど作る時間はない」という場合に通販のおせちが選択肢になります。

快適生活のおせち料理は、名店監修の和風・和洋・和洋中などから選べ、冷凍で盛り付け済みのまま届きます。解凍は冷蔵庫でおよそ24時間が目安とされるため、食べる日から逆算して準備できるのも扱いやすい点です。

お届け日を指定できる商品は、年末の希望日から埋まっていきます。中身や大きさをじっくり比べたい人ほど、早めに目を通しておくと選びやすくなります。

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正月準備はいつから始める?-大掃除編


大掃除は12月上旬までに計画し、12月下旬に作業を割り当てるのが現実的です。休暇に入ってから始める家庭が多いものの、当日いきなり手を動かすと、道具が足りない、ごみが出せないといったトラブルになりかねません。

作業そのものは後半でも、段取りは前半に済ませておきましょう。大掃除の準備として、次の3点を押さえておくと進めやすくなります。

● 掃除場所のリストアップ
● ごみ収集日の確認
● 大掃除の効率的な順番・やり方の把握

掃除場所のリストアップ

最初にやるべきは、家全体の掃除場所を書き出すことです。

限られた日数で終えるには、「どこを、どの順番で、誰が担当するか」を決めておく必要があります。年末は時間が足りずに実施できないケースが多いので、掃除場所の計画と洗剤・用具の事前準備が欠かせません。

書き出すときは、場所ごとにまとめると抜けが減ります。

● キッチン:レンジフード・換気扇、コンロ、シンク、冷蔵庫 など
● 水回り:浴室、洗面所、トイレ など
● 居室:窓・サッシ、床、照明器具、エアコン など
● その他:玄関、ベランダ、神棚・仏壇 など

すべてを完璧に終える必要はありません。手間のかかる場所をチェックし、優先度の低い場所は普段の掃除に回す判断も立派な段取りです。

ごみ収集日の確認

掃除の日程を決める前に、住んでいる自治体のごみ収集日を確認しておきましょう。

年末年始は収集が休止されます。たとえば、都内某所では令和7年度の案内で12月31日から1月3日まで資源・ごみの収集を休むと告知されました。休止期間を知らないまま大掃除を進めると、大量のごみを年明けまで家に置くはめになります。

特に、粗大ごみは申し込みから収集までに日数がかかるため、家具や家電を処分する予定があれば、12月上旬までに手続きを終えておくと安心です。

大掃除の効率的な順番・やり方の把握

掃除は「上から下へ、奥から手前へ」進めるのがポイントです。

天井の隅や照明器具、カーテンレールなど高い場所を先に掃除し、ほこりが落ちることを見越して床は最後に回すとよいでしょう。部屋の奥から手前へ掃除を進めれば、一度きれいにした場所を再び汚さずに済みます。

取りかかる前に物を片付けて整理しておくと、拭き掃除や掃除機がけが捗ります。家族で分担する場合も、この順番を共有しておくと二度手間を防げるでしょう。


【覚えておきたい例外】
洗剤を壁面などに塗るときは、逆に「下から上へ」が基本とされています。上から塗ると洗剤が流れ落ち、液だれの跡が残って落としにくくなる場合があるためです。





正月準備はいつから始める?-正月飾り編


正月飾りは12月13日以降であれば飾ってよいとされていますが、実際には12月26日から28日に飾りつける家庭が多くなっています。年神様を迎えるための飾りであるため、避けた方がよいとされる日があり、片付ける時期にも目安があるからです。

買い揃えるだけでなく、飾る日と外す日まで決めておくと迷いません。
正月飾りについては、次の3点を押さえておきましょう。

● 飾り始めと片付けの時期目安
● 正月飾りを避けた方がよいタイミング
● 門松・しめ飾り・鏡餅の飾り方・設置場所

飾り始めと片付けの時期目安

飾り始めは12月13日以降、片付けは松の内が明ける日が目安です。

松の内とは年神様が家に滞在しているとされる期間で、正月飾りを飾っておく期間にあたります。近年は1月7日までとする地域が多い一方、古くは小正月の1月15日までとされていた背景もあります。関東では1月7日、関西などの一部では1月15日とするのが一般的です。

鏡餅だけは、松の内が明けたあとの鏡開きまで飾ります。鏡開きは1月11日に行う地域が多く、松の内が1月15日までの地域では1月15日や20日に行われます。

【正月飾りを飾る時期と片付ける時期の目安】


飾り

飾り始めの目安

片付けの目安

門松

12月13日以降(26日から28日が中心)

松の内(関東は1月7日、関西などは1月15日)

しめ飾り

12月13日以降(26日から28日が中心)

松の内(関東は1月7日、関西などは1月15日)

鏡餅

12月28日頃

鏡開き(1月11日、地域により15日や20日)



正月飾りを避けた方がよいタイミング

12月29日と31日は、正月飾りを避ける日とされてきました。

29日の飾りは「二重苦」を連想させ、31日は新年の前日にあたるため「一夜飾り」と受け取られるとして、避けた方がよいとされています。あわせて、30日も旧暦の大晦日にあたる日として挙げられています。

これは、年神様を迎える支度が間に合わせのように見えることを避ける考え方です。したがって、遅くとも12月28日までに飾り終えておくと安心です。28日は末広がりの八を含む日として好まれ、クリスマスの飾りを片付けた流れでも取りかかりやすいタイミングといえます。

なお、こうした言い伝えは地域や家庭によって受け止め方が異なります。判断に迷うときは、実家や近隣の習わしに従うとよいでしょう。

門松・しめ飾り・鏡餅の飾り方・設置場所

正月飾りはそれぞれ役割が異なり、置く場所も変わります。

門松は年神様が迷わず訪れるための目印、しめ飾りは家が清められた場所であることを示す印、鏡餅は年神様が宿る場所とされてきました。

以下のように役割を知っておくと、置き場所の見当がつきます。

● 門松:玄関の外に、左右一対で置く
● しめ飾り:玄関の正面や神棚に飾る
● 鏡餅:床の間や神棚のほか、家族が集まる場所に供える など

住まいの事情で門松を置けないなら、小ぶりの門松飾りやしめ飾りでも代用できます。床の間や神棚がない場合も、棚の上など見上げる高さの清潔な場所に鏡餅を置けば十分でしょう。

形を揃えること以上に、迎える気持ちを整えることが大切です。





正月準備はチェックリストにまとめてスケジュールを明確に


正月準備は、やることをチェックリストにして時期ごとに割り振ると無理なく進められます。

12月13日の正月事始めは起点として便利な目安ですが、注文・手配、大掃除、正月飾りでは動き出すタイミングが異なります。

締切のあるものを先に、体を動かす作業を年末に置くと、限られた休みを有効に使えます。最後に正月スケジュールの早見表を以下にまとめました。


時期

やること

9月〜11月

おせち料理の予約、喪中はがきの手配

11月頃

年賀状の準備、帰省の交通・宿泊の確保

12月上旬

食材・ギフトの注文、ごみ収集日と粗大ごみ受付の確認、掃除場所のリストアップ

12月中旬

年賀状の投函(25日頃まで)、洗剤・掃除用具の準備

12月26日〜28日

大掃除、正月飾りの飾りつけ

12月30日〜31日

買い出しの最終確認、おせちの解凍準備



なかでも早い時期に決めておきたいのが、おせち料理です。快適生活では翌年のおせちを早い時期から受け付けており、冷凍で盛り付け済みのまま届くため、年末の手間を大きく減らせます。

中身や大きさを比べる時間まで含めて、余裕のあるうちに検討しておくと安心です。おせち料理の購入先に迷ったら、快適生活をぜひご利用ください。

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【参考URL】

※参考:小正月|白山神社の初詣
※参考:年賀状の引受は何日からですか?|日本郵便
※参考:きっぷの発売日|JR東日本
※参考:年末年始期間の高速道路における渋滞予測について【全国版】|NEXCO西日本
※参考:年末年始期間中のお荷物の発送について|ヤマト運輸
※参考:ダスキン 2025年末 大掃除実施意向調査|株式会社ダスキン
※参考:ダスキン 2024年末 大掃除実施意向調査|株式会社ダスキン
※参考:年末年始の資源・ごみ収集|新宿区






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