美味しいカニの見分け方とは?
状態・種類別のチェックポイントを解説


この記事では、美味しいカニの見分け方について解説します。

美味しいカニを選びたいけれど、何を基準にすれば良いか迷ってしまう人は多いでしょう。ポイントさえ押さえれば、初めての人でも身入りや鮮度の良いカニを見極められるようになります。

カニは、状態や種類ごとに見るべき点が異なります。見分け方を知れば、カニ選びで失敗するリスクを減らせるでしょう。

この記事では、状態別・種類別の美味しいカニの見分け方から、カニ選びの疑問まで解説します。



【この記事でわかること】
● 美味しい生ガニの見分け方
● 美味しい茹でガニの見分け方
● 【種類別】美味しいカニの見分け方




美味しい生ガニの見分け方


ここでは、美味しい生ガニの見分け方を3つ解説します。

● 動きや元気の良さ
● 甲羅の傷や黒いブツブツの有無
● お腹の色や匂い

動きや元気の良さ

生ガニは、活発に動く力強い個体を選びましょう。活発な個体は体力を保てるほど鮮度が高く、筋肉が発達していて身の詰まりが良好です。

鮮度が落ちると動きが鈍くなり、体表の乾きも目立ち始めます。特に刺身で味わう生ガニは、鮮度が食味や安全性に直結する大切なポイントです。水槽の中で元気に動き回る姿は、新鮮さの証といえるでしょう。

良質な生ガニは、脚やハサミをよく動かし、触れたときにしっかり反応します。逆に動きが鈍く、甲羅や脚が乾燥している個体は要注意です。脚の付け根が黒っぽく変色しているものは、鮮度が落ちている可能性があります。

活きが良く乾燥しておらず、脚の付け根の色がきれいなものが良質な生ガニを見分ける目安です。新鮮な個体ほど、身の弾力と甘みが際立つでしょう。

甲羅の傷や黒いブツブツの有無

甲羅に傷があり、黒いブツブツが付着している生ガニを選ぶのもポイントです。脱皮から時間が経過し、身がぎっしり詰まった堅ガニの目安となります。

カニは脱皮直後、甲羅が柔らかく身も少ない状態です。時間とともに栄養を蓄積し、身の量が増えて甲羅も硬くなっていきます。

また、甲羅に擦り傷があるかどうかもチェックしましょう。細かな傷が多いカニは荒波を乗り越えた個体である場合が多く、身入りが期待できます。反対に甲羅が滑らかで柔らかいものは、脱皮直後の若ガニであるため避けるのが無難です。

黒い粒々はカニビルの卵で、長く海底で生活していたカニほど付着数が多い傾向があります。黒いブツブツは、堅ガニを見分ける代表的なサインといえるでしょう。

ただし、卵の有無だけで身入りを断定はできないため、重さや甲羅の硬さもあわせて確認するのがおすすめです。

お腹の色や匂い

お腹がわずかに黄みを帯びていて、嫌なニオイがしない生ガニを優先して選びましょう。

匂いの確認も鮮度を見極めるうえで欠かせません。良質な生ガニは、カニ特有の磯の香りがふわっと感じられます。ツンとした刺激臭やアンモニア臭がする場合は、鮮度が落ちているサインです。腹部から強い悪臭がする個体は避けましょう。

腹部の色は、脱皮からの経過時間を推測する目安です。真っ白なお腹のカニは若ガニ、やや黄みがかった腹のカニは身が育った堅ガニの可能性があります。

また、カニの重さも身の詰まり具合を判断する重要な材料の一つです。同じサイズでも手に持ったときに重みを感じるカニほど、身が詰まっている可能性が高くなるでしょう。




美味しい茹でガニの見分け方


ここでは、美味しい茹でガニの見分け方を3つ解説します。

● 甲羅の発色やツヤ
● 湿り気
● お腹の色や匂い

甲羅の発色やツヤ

茹でガニは甲羅が鮮やかな赤色でツヤがあり、くすみの少ないものを選びましょう。

カニは加熱すると甲羅が赤くなりますが、時間が経つにつれて色味がくすんでいきます。赤茶色や焦げ茶色へと変化しているのは、表面の水分が蒸発して乾燥が進むためです。甲羅の光沢は乾き具合を見極める目安になり、ツヤが残っているものほど身の水分もキープされているといえます。

良質な茹でガニは、全体が明るくはっきりとした赤色で、自然なツヤがあるのが特徴です。光が当たると甲羅がほんのりと輝き、見た目も新鮮な印象を受けるでしょう。

避けたいのは、表面がパサついて粉を吹いたように見える個体や、暗い焦げ茶色に変色しているものです。茹でてから時間が経っている場合が多く、身の水分や風味が抜けている可能性が高くなります。

湿り気

茹でガニは、甲羅が程良くしっとりしているものを選びましょう。

適度な湿り気は、茹でてからあまり時間が経っておらず、身の水分や旨味が残っているサインになります。茹でたてのカニは甲羅表面に潤いがあり、触れると適度な湿度を感じるはずです。長時間放置されたカニは表面が乾燥しており、身がパサついて食感が悪くなる傾向があります。

一方で、水分が出過ぎているものにも注意が必要です。脚を押したときに水やドリップがにじみ出てくるカニは茹で時間や冷凍・解凍の処理の影響で、身が水っぽく締まりに欠けていることがあります。味がぼやけやすいため、避けたほうが無難です。

良質な茹でガニは、甲羅に適度なしっとり感があり、乾きすぎず濡れすぎずのバランスが取れています。

お腹の色

茹でガニは腹部が白く清潔感のある色をしており、くすみの少ないものが狙い目です。

透き通るような白さは、鮮度が良くカニ本来の甘みや旨味が残っている目安になります。茹でたてに近い鮮度の高いカニは、お腹全体が綺麗な乳白色をしており、変色や黒ずみがほとんど見られません。逆に時間が経つと、腹の色が徐々に灰色になり、全体的にくすんだ印象へと変化していきます。

また、黒っぽく変色している個体にも注意が必要です。茹で加減や保存状況の影響で、殻や身の一部が黒く変色する「黒変」が起こることがあり、見た目や風味が落ちている場合が少なくありません。

購入時は腹部全体の色を確認し、変色や黒ずみが目立たないかチェックしましょう。




【種類別】美味しいカニの見分け方


同じカニでも、美味しい個体の特徴は異なります。種類別の見分け方を知っておくと失敗が少なくなるでしょう。ここでは、以下の4つのカニの見分け方を紹介します。

● ズワイガニの見分け方
● タラバガニの見分け方
● 毛ガニの見分け方
● 花咲ガニの見分け方

ズワイガニの見分け方

脱皮直後の若ガニは身入りが薄いですが、時間が経って栄養を蓄えた堅ガニは、身の量が多く味も濃くなる傾向があります。甲羅に付着している黒い粒々(カニビルの卵)も、脱皮から時間が経った堅ガニを見分ける目安の一つです。

また、見た目以上にずっしりと重いものを選ぶのもポイントです。同じサイズなら、手に持ったときに重みを感じるズワイガニほど、脚や甲羅の中まで身が詰まっている可能性が高いでしょう。

生のズワイガニの場合は、お腹が真っ白ではなく、やや黄色みを帯びているものが堅ガニの特徴としてよく見られます。反対に、甲羅が柔らかく表面が滑らかなものは、脱皮直後の若ガニであることが多いため避けるのが無難です。

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タラバガニの見分け方

タラバガニは、よく似たアブラガニと見分けつつ、太い脚と丈夫なトゲを持つ個体を選ぶと満足度が高まります。

タラバガニは甲羅中央のふくらみ部分に並ぶトゲが6本あるのに対し、アブラガニは4本しかありません。タラバガニを選ぶときは、甲羅中央のふくらみに並ぶトゲが6本あるか確認しましょう。

茹でガニなら、脚の裏側が一面きれいな赤色になっているものを選ぶのがおすすめです。さらに、トゲが折れずにピンと立っていて、脚が太い個体ほど身入りの良いタラバガニであることが多いため、狙い目といえるでしょう。

脚が不自然に細い部分が多いものは、身も少ない可能性があるため注意してください。トゲの数や脚裏の色、脚の太さをチェックすれば、良質なタラバガニを選びやすくなります。

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毛ガニの見分け方

毛ガニは、小ぶりでも手に持って重く感じるもの、甲羅の色がしっかり赤いもの、腹が白く鮮やかなものを選びましょう。

サイズが小さい分、重さが身入りの良さを判断する大きな材料になります。ずっしりとした重みのある毛ガニほど、甲羅の中まで身が詰まっている可能性が高いです。

甲羅の赤みが濃いものは成長した堅ガニであることが多く、身入りが期待できます。全体が赤くなっているものを選んでください。

また、お腹の白さは鮮度感や状態の良さを判断する目安です。くすんだ灰色や黒ずみが目立たないかをチェックしましょう。脚の関節が丈夫で、持ち上げたときにぶらぶらし過ぎないかどうかも確認ポイントです。

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花咲ガニの見分け方

花咲ガニは、小ぶりでトゲが鋭く、茹で上がりの色が濃い赤色のものを選ぶのがポイントです。

比較的小さめの個体のほうが身が締まり、味が濃い傾向があります。また、茹で上がりの色が真紅に近いほど見た目も映え、状態の良い個体であることが多いでしょう。

選ぶときは、大きさよりもまずずっしりとした重さを重視してください。手に持ってみて、サイズの割に重みを感じる花咲ガニが狙い目です。

オスは脚の身がしっかりとしており、食べ応えを重視したい人に向きます。メスはオスに比べると身はやや少なめですが、そのぶん内子や味噌の濃厚な味わいを楽しめるでしょう。

重さ・色・トゲの状態をチェックして選べば、美味しさを存分に堪能できます。




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ボイルズワイガニ姿まるごと 脚から味噌まで楽しめる、食べ応え十分な姿ガニ
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また、独自の仕入れルートを活かし、良質なカニをできるだけお得な価格で提供しています。

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カニの見分け方に関するよくある質問


ここでは、カニの見分け方に関するよくある質問を3つ解説します。

● タラバガニと似た「アブラガニ」の見分け方は?
● カニの美味しい旬の時期っていつ?
● オスとメスの見分け方は?カニの味は変わる?

タラバガニと似た「アブラガニ」の見分け方は?

タラバガニとアブラガニは似ていますが、甲羅のトゲの数と茹でた脚裏の色で見分けられます。

どちらもヤドカリの仲間で見た目が酷似しているため、混同されやすい種類です。しかし、甲羅中央のツボ型のふくらみの上に並ぶトゲは、タラバガニが6本、アブラガニが4本という違いがあります。

茹でたものは、脚の裏側の色でも判断可能です。タラバガニは脚裏が全体的に赤く染まりますが、アブラガニは白と赤がまだら状になりやすい特徴があります。白赤のまだら模様が目立つ場合は、アブラガニの可能性が高いでしょう。

なお、アブラガニはタラバガニよりも安価で取引されることが多いため、相場よりも極端に安い場合は確認が必要です。

カニの美味しい旬の時期っていつ?

カニの種類別の旬は、以下のとおりです。

● ズワイガニ:11〜3月頃(メスは1月頃まで)
● タラバガニ:4〜6月と11〜2月の年2回
● 毛ガニ:通年(オホーツクは春、噴火湾は夏など)
● 紅ズワイガニ:通年(11〜2月が特に美味しい)

カニの旬は種類によって異なります。ズワイガニは冬、タラバガニは春と冬、毛ガニは通年、紅ズワイガニは冬が狙い目です。

旬の時期は身が詰まり、味も良くなるため見逃せません。産地や漁獲時期によって品質が大きく変わるため、購入前に確認しておくと安心でしょう。

旬を知っておけば、最高の状態で味わえるカニを選べます。通販で購入する際も、旬の時期に合わせて注文すれば失敗が少なくなるでしょう。

>>カニの旬の時期はいつ?種類ごとの美味しい食べ方や産地も解説


オスとメスの見分け方は?カニの味は変わる?

カニのオスとメスはお腹の形で見分けられ、味わいも異なります。

オスは腹部が細長い三角形で、体が大きく身の詰まりも良いのが特徴です。一方、メスの腹部は幅が広く丸みを帯び、身は少なめですが濃厚な内子や外子を楽しめます。オスとメスでは食べ応えや風味が大きく変わるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。

見分けるときはカニを裏返してお腹のふんどし部分を確認してください。幅が広く丸ければメス、細長い三角形ならオスです。脚の身をたっぷり食べたいなら、松葉ガニなどのオスがおすすめといえるでしょう。

卵や味噌の珍味を味わいたいなら、セコガニ(ズワイガニのメス)などを選ぶと満足度が高まります。

お腹の形を確認し、身の量か卵の味わいか、好みに合わせて選べば失敗は少ないでしょう。




見分け方を知って鮮度の良いカニを選ぼう


この記事では、美味しいカニの見分け方について解説しました。カニを選ぶ際には、生か茹でか、種類ごとの特徴、そして鮮度や身入りのサインを総合的に見極めることが大切です。

生ガニは動きや甲羅の硬さ、茹でガニは甲羅の発色や湿り気を確認してみてください。人気のズワイガニなら黒いブツブツがあるかどうか、タラバガニなら太い脚と丈夫なトゲがあるかどうかをチェックするのがポイントです。

快適生活では、鮮度にこだわって選び抜いたカニを取り揃えています。カニ選びに不安がある人は、快適生活を利用してプロが目利きしたカニをぜひご自宅でお楽しみください。

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